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高専から大学に3年次編入した時の面接やTOEIC、筆記試験のポイントをまとめました!試験以外にも昼食や道のりを確認しよう!

こんにちは。

もうすぐ三年次編入の願書提出の季節ですね。

かれこれ僕も5年前、国立大学農学部の3年次編入学試験を受けました。

ですが、編入学試験ってマイナーなので、あまり情報がないんですよね。

今回はそんな私の経験から、3年次編入学試験に臨む人たちにアドバイスができたらと思います。

もし詳細が気になる方がいらっしゃいましたら、ツイッターの方から連絡をもらえたらと思います。

僕のツイッターアカウント↓

志望理由

これは事前に願書と一緒に提出したのですが、800字でなぜその大学でなければいけないかを説明するものでした。

これに関しては、3年次編入と卒業間近であることから、入ってどんな研究をしたいかについて詳しく書いたのを覚えています。

大学入学とはが異なり3年生に入るので、そこを考えて書かなければいけないと思います。

特に前の大学等で同じ学部であるならば、なぜ大学を変更する必要があるのか。
また、違うのであれば、なぜ学部を変更したいのかを伝えなければいけません。

就職活動もそうだと思いますが、なぜそこに行きたいのかを明確に示さないといけないですね。

英語

僕が受けた大学では英語はTOEIC公式を受ければ良かったので、他の大学よりは楽な印象でした。

英語の筆記とかだとあまり自信がありませんが、TOEICなら対策本が売ってあるので、それを使えばなんとかなると思います。
今となっては出題形式が変わってしまったので、オススメできるものはありませんが…

Readingに関しては単語を覚えるのが一番だと思います。
Listeningに関しては早いスピードで聞き、シャドーイングができるようになれば解けるようになるのではないでしょうか。

僕の場合、Listeningを通常の1.5〜2倍くらいのスピードで普段何気ない時に聞くようにしていました。
そうすると、Listening問題がスローで聞けるようになります。
ただ、単語の意味がわからないと解けないこともあるので、そこは頑張って覚えるしかないです。

僕の場合、ノートの左側に英語を書いてその横に日本語訳を10回書き、ノートの右側に日本語訳から英単語を10回書くという風に練習していました。

僕が受けた大学の場合、750点くらいが100点換算だったので、600点取るとだいたい80点取れるといった感じでした。

僕の同期で通った人はTOEICの点数が600前後だった記憶があるので、ボーダーラインと考えてもいいでしょう。

生物・化学

生物と化学に関しては直近3年間の過去問は大学のホームページに載っていました。
念の為、過去問は解けるようにしていましたが、僕はそこから、公開されているということは今年は出ないんだろうなと予想し、他の部分をより勉強しました。

その考えは的中し、実際に直近3年分とは異なる部分が出たので解けたのを覚えています。(実際には解けたような気がしただけで、全然解けていませんでした笑)

使った参考書はマクマリー有機化学概説第6版と生物2(または生物)の教科書です。
生物は基礎生物ではなく、その次のものと考えれば良いと思います。

結果としては、2教科合わせて200満点中約100点…
ほとんど取れませんでした笑

ですが、僕は面接で挽回したので、その秘訣を次に書きます!

面接

面接ですが、僕が受けた国立大学では面接の点数と試験(英語と2教科)の点数が同じでした。

そのため、面接の出来栄えは合格に直結すると言っても過言ではありません。
実際に面接では8割以上の点数を獲得し、これは合格した同期の中ではトップに近い点数でした。

ちなみにトップの学生は発酵食品の話から味噌汁の話に繋げて、世間話をした学生です…(そんなことあるのか笑)

面接時間は約15分で、その中で以下の質問を受け、回答をしました。

・なぜその大学を受けたのか
→僕はこの大学で興味がある研究室があり、その研究になぜ自分が興味があるのか。入ったらぜひそれをやりたい!という話をしました。

・その研究室の先生がいなくなったらどうするのか
→これはトリッキーな質問でしたが、大学ではたまに先生が移動等でいなくなったりしてしまうので、それを想定した質問だったと思います。
僕の場合、予想外の質問だったので、なんとかします!と答えましたが、それはあまりよくなかったですね。ただ、生い立ちの関係で生まれと出身校が違ったりしていて、そこを突っ込まれ説明したら、それはなんとかできそうだと言われました笑
本当だったら、それ以外にもこの学部で推している○○という研究にも興味があるので、そこも考えていますという話や自分の大学ではない○○という研究に興味があると言えばよかったと思います。

・面白い授業を受けていますが、これはなんという授業ですか?
→僕が在学していた高専では研究室配属される前から研究室に入って研究ができる授業がありました。
そのため、その授業内容を説明し、そこから自分が何を学んで、いかにアクティブな学生であるか主張しました。

僕がされた質問はこれだけですが、ゆっくり話していると思ったより時間がかかります。
また、ただ質問に答えるだけでなく、自分がそこから何を学んだかや内容をより掘り下げると、しっかり考えて受験しているんだなという印象を与えることができます。

実際に僕は3年次編入学してから、面接官であった先生に再会し、その先生も僕のことを覚えていました。
ですので、面接で自分がやる気を持っていて、ちゃんと考えてこの大学を選びましたよという印象を付けられるか重要だと考えています。

ちなみに、虫クッキーを配って別の意味で印象付けた人はいましたが、そういう意味ではないと思います…笑

あと、面接でたまたまかもしれませんが、靴下やシャツがド派手だった人は落ちているような気がしました。
本当に結果に関わるかはわかりません。

番外編

意外と苦労するのが、ホテルから会場への道のりや当日の昼食です。

可能ならば前日に会場付近までの道のりを確認しておきましょう。

大学の中には付近にホテルはなく、駅近のホテルを取らざるを得ない場合があります。
そのため、前日のうちに確認しておくと当日の朝スムーズに行きます。

また、休日ということや入試ということで大学の食堂が閉鎖する可能性もあります。
そのため、事前に会場付近の食堂の位置や当日緊張しても食べやすい、うどん屋やそば屋などのお店を確認しておきましょう。

僕の場合、入試は2日間かつ午前中で終わったので心配はいりませんでしたが、そうではないところもあると思います。

あらかじめ食べたいお店をピックアップし迷わずお店に向かって、余った時間で試験の最終確認を行いましょう。

終わりに

今回は3年次編入学について、僕の体験を書きました。

おそらく学部は違えど、面接や志望理由に関しては同じだと思うので、参考になればと思います。

TOEIC
・わからない単語の勉強と倍速で聞いて耳を慣らす

化学と生物
・マクマリー有機化学と生物2(生物1または基礎生物ではない)を頑張る

面接
・なぜその大学に3年次編入学したいのか、特に卒業も近いので研究に言及する
・同じ学部から編入する場合はなぜ大学を変える必要があるのかを考える
・学部を変更する場合はなぜその学部に変更するのか考える

以上です!

僕の場合、試験の直前に見直していた部分から出題されたりしました。
なので、最後まで諦めずに頑張りましょう!

また、理系に転科する人も僕の同期にいたりしたので、文系だろうが入りたければ関係ないと思います。

では、編入学試験頑張ってください!

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