業績がないから学振を諦めている人たちへ。無駄な研究など無いように無駄な研究計画書はない!

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こんにちは。

今日、後輩くんとこういう会話がありました。

僕「そういえば、学振出さないの?」

後輩くん「いや、無理でしょ…業績無いし…」

書けるほどの業績が無い。博士でやることが決まってない。受かる自信が無いから書きたくない。

書きたくない理由は人それぞれあるでしょう。

でも、僕は思うんです。

学振の価値って給料がもらえるだけじゃなくね?

というのも、昨年、DC1に応募して僕は落ちたわけで、今もDC2に向け絶賛申請書を作成中なわけで

なので、負け犬の遠吠えじゃないかと思われても仕方ないですが。

昨年、DC1の申請書を書いただけで、めちゃくちゃ準備したわけですよ。

僕の場合、学部から続けてきた研究ではなく、学部最後の12月から始めた研究で、さらにそれを応用したこれまで使ってない植物と病原菌の内容で出したわけです。

まあ、全く知識がない!

無い知識で申請書を書くなんて不可能なので、めちゃくちゃ調べました。

大枠を作るためにまずその植物の遺伝子の候補を調べ、どういったものが見たい現象に合っているかを考える。

さらに詳細を書くために病原菌が感染している時にどんな遺伝子が発現しているのか調べる。

さらに実験系を作るためにどんな方法があるのかを調べる。

そして先生にご指摘をいただいたので、また調べる。

めちゃくちゃ調べました。(それでも抜けてた情報はあったので足りなかったわけですが)

こんなに論文と向き合ったことはありませんでした。(普段から論文なんて読みまくってるわボケって人はすみません)

それだけではありません。

3年間での研究計画を考えなければなりません。

僕の場合、その研究計画がなってないとの評価が下ったわけですが、先を見据えた計画を立てないといけないわけです。

客観的にどれくらい研究を進めることができるのか。

その研究計画で上手くいかなければ、バックアッププランはあるのか。

それって、今後の様々な研究計画で必要なことですよね。

それに、博士に進むのであれば、ある程度の計画を立てないとストレートで出ようとするなんて難しくないですか?

そういった意味でも、入学前からやるべきこと、1年目や2年目でやるべきことをあらかじめ整理する方が得だと思いませんか?

偉そうなこと言っておいて、僕もできてるかと言うと全くなのですが…

何を言いたいかというと、例え業績がなくとも、受かる自信が無いから書きたくなくとも、絶対に学振の申請書は書くべきです!

無駄な研究など無いように、無駄な研究計画書は無いのですから、例え結果がどうなろうとこの経験は無駄では無いですよ。

僕は去年の自分に感謝しています。

ですので、今、学振に申請するか迷ってこの記事を見た人は、ぜひ書いてみましょう。

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