こんにちは。
今回は研究室に関しての紹介です。
皆さんは研究室に関してどんな印象を持っていますか?
今回は研究室の良い点・悪い点に関して書こうと思います!
持ってる興味の近い人たちが集まっている(?)
僕の研究室では教員が4人います。
また、博士後期課程まで進んでいた人も最近までいました。
しかも、それぞれの教員(や教員のもとで研究している学生)は寄生菌、共生菌、内生菌、病原菌といった幅広い植物と微生物の関係性について研究をしています。
なので、何気ない一言から研究のディスカッションが始まったりします。
それぞれの立場から様々な意見が飛び交い、一つの疑問に対して自分では思いつかないようなアイデアや疑問が出てきて、とても面白いです。
先日も僕がわからないことがあったのですが、それについて後輩と一緒に調べたり、詳しい後輩が教えてくれたりしました。
そうやって知識を持ち寄って、分からないことを知ることができるようになることは良い点の一つだと思います。
また、研究室には横に休憩室があります。
そこに入り浸ってしまうのは良くないですが、先輩が休憩したい時にそこにいてくれることで、後輩が今良いですか〜と質問しに来れる環境があります。
僕も休憩している先輩に何か分からないことを聞いては、専門ではないにも関わらず聞いた内容から要点をつまんで回答を出してくれたり、ここを調べれば答えが見つかるのでは?と提案してもらったりしました。
なので休憩している時にでも研究の話ができますし、普段昼食を食べている時にも雑談から、論文で分からなかったことまで話せるので、とても良い環境だなと思います。
人より知っているということを咎められない
これはとても重要なことだと思っていて、小学校や中学校、高校では勉強ができる人をガリ勉と蔑むような呼び方をすることがあったかと思います。
そのため、勉強ができることがかっこ悪い、ダサいといったイメージがあったかもしれません。
でも、研究室(少なくともうちの)ではそんなことはありません。
4人の先生、みんながそんなのがあるのか!知らなかった!と学生の意見でも取り入れます。
それをもとに、じゃあ、この現象はこうだね〜とお返しもくれるのでとてもありがたいです。
また、そういう風土が出来上がっているからか、4年生も入ったばかりの頃は上の学生に意見をすることはほぼありませんが、一年たち卒業研究発表頃になると修士や博士の発表に対しても自分なりの意見を出してくれたり、分からないところを指摘できるようになってくれます。
なので、学生も進んで自分が知っていることを言うことができ、それをみんなが認められる環境なのが研究室の良い点の一つですね。
僕も入ってくる4年生には、出来るだけ質問をするように伝えています。
それがたとえ基礎的なことでもそれに答えることで発表者は基礎が分かっているのか確認する良い機会になり、さらに先生たちの前で言うことで、あからさまに間違っている時には指摘してもらえるからです。
なので、手塩にかけて後輩指導することは最終的に自分の助けとなって返ってきます。
たまにうまくいかないこともありますが(笑)
💥閉鎖的環境である💥
これはかなり大きな問題で、いつも研究室にいるため必然と毎日同じメンバーと顔を合わせます。
そのため、昼食中は会話がなくなることもしばしば。
飲み会があっても学期末や学期始まりならいいですが、月に1回とかだと飽きてきます。
さらに、いつも同じ場所に通い、ルーチンワーク型の研究をしている場合、味気のない日々を送っているように感じることもあるでしょう。
僕の研究室ではたまに採集に出かけたり、植物を育てているので成長が見られて楽しいですが、ラボワーク中心の人に羨ましがられたりします。
そのため、可能な限り外に出る用事を作ったり、研究室外の友人とご飯に行く約束を作ったりして、研究室の外のつながりを保つようにしましょう。
ちなみに博士後期に上がった現在、僕は外とのつながりが保てていません…笑
その代わりと言っては何ですが、SNS上のつながりに助けてもらっています🕊
〜番外編〜 研究室の人数が少ない人はSNSを有効に使おう!
これまで、研究室がどれほど素晴らしいものであるか書いてきましたが、現実問題そうでないところもたくさんあるでしょう。
先生にただ結果を出すために使われている人や研究室に人が少ないため、そもそも研究について普段から話す環境にない人もいるかもしれません。
そういう人はぜひSNSツールを使って、いろんな学生と交流しましょう!
僕もtwitterを使って色々な分野、大学の人と交流していますがみんな同じようなことで悩み、楽しみ、研究しています。
ですので、もし研究していて耐えられないことがあったら、または嬉しくて共有したいことがあったら、身の回りに話す人がいなくてもSNSならいますので、色んな人と交流していきましょう!
また、SNSの魅力はあまり話すことができない他大学・研究機関の人とも話せることです。
先日、同じ分野の友人ととある疑問について話していたところ、それを聞きつけたポスドク・PIの方々がそれぞれの考えを教えてくれました。
終わりに
今回は研究室の良い点・悪い点についてまとめました!
良い点は
・上下関係などなく、研究に関しては思ったことや分からないことを素直に言え、許容できる環境があること
悪い点は
・閉鎖的なため、交流する人が限られてしまうこと
→その解決のために、研究室外の友人やSNSツールを使って、話す人を増やす
正直、僕の研究室は人数もそれなりに多く、しかも複数の教員がいるので恵まれているなと感じています。
また、セクハラ・パワハラ・アルハラ問題も他の研究室から噂をたまに耳にしますが、うちではない(と信じてる)ので良かったです。
大学院生の皆さんも研究室の仲間やSNSの仲間と一緒に切磋琢磨していきましょう!
コメント