奨学金免除の面接で聞かれた質問と僕の回答

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過去の大きな出来事

*追記2021年2月15日
今年度も研究室の学生が面接を受けたので、追加しています。

僕は修士課程から引き続き、博士課程でも日本学生支援機構(JASSO)から奨学金を借りています。

日本学生支援機構には特に優れた業績による返還免除という制度がありますが、これにより、奨学金を借りつつ、論文や学会賞等の業績を残すことで奨学金返還免除が認定されます。

それに加え、博士課程では入学時に博士課程で貸与する奨学金の返還免除を内定する制度があります。詳細は下の引用からどうぞ。

博士課程入学時に、貸与終了時に決定する業績優秀者の返還免除を内定する制度です。博士課程への進学のインセンティブを付与し、給付的効果を充実させることを目的としています。

返還免除内定制度 JASSO

先日、返還免除内定のため、大学内推薦者を選抜する面接を受けました。

今回はそこで受けた質問を紹介します。

今回のまとめ
面接ではこれまでの研究や進路について深く掘り下げられます。
分野外の先生にも説明できるように準備しましょう!

提出書類と業績

提出した書類は修士課程の免除申請時と同じでした。
・修士課程の成績書
・修士課程の業績一覧

うちの大学では研究科長等の推薦書は必要ありませんでした。

業績の内訳は以下の通りです。

受賞
・専攻内の修士論文優秀賞
・アジア圏の大学連携院生フォーラムで口頭発表賞
・小さい国際フォーラムでベストポスター発表賞

国際学会
・ポスター発表×2

国内学会
・口頭発表×4
・ポスター発表×1

論文を出しておらず、また学振に採択されていないこともあり、修士課程での貸与分は学内審査で落ちました。
ですが、免除内定には修士課程までの業績しか出せません。

質問

面接官は研究科から5人(おそらく全員教授)でした。

2019年度の質問

・自分のうりは何か
入って一番最初の質問がこれでした。
事前にどのような質問が来るのか全く想定せずに入ってしまい、面を喰らいました。
私はこれまで編入学して専門を変えてきたこと。複数の研究を並行してもじっくり取り組む粘り強さがあると答えました。
ですが、焦ったこともあり、まとまめて話すことができませんでした。

・英語でBだけど英語苦手なの?
この質問に対しては、正直にこの授業が難しかったと答えました。
ですが、これまで国際学会で発表しており、受賞歴もあること。留学生の科学プレゼンの授業でTAを担い、英語でのプレゼンに慣れていることを説明しました。
また、TOEICの点数も伝えると面接官も納得されました。

・自分の研究でどのように社会的に影響を及ぼすか
これについては、対象としている病原菌の背景から基礎研究の必要性、どのように応用するか述べました。
面接官も分子生物学の分野で研究されているため、応用について積極的に質問していただき、専門的に説明することができました。

・これまでの研究で技術的に自分ができるようになったこと
この質問に関しては、僕の分野は植物をいかに健康に育て、最終的に病気にできるかが大事であること。
自分が複数の栽培的特性が異なる植物を扱ってきて、多くの植物を育てることができると説明しました。
追加で、異なる病原菌を扱っていることから、植物と菌の両方の扱いができると説明すればよかったなと思います。

・進路や就職先は考えているのか
この時にアカデミックと企業のどちらでも考えています。と伝えたところ、今すぐどちらかにしてくださいと言われました。
そのため、企業と答えました。
ただ、分野は化学メーカーや生物を扱う企業を考えていて、特に専門分野にこだわりがないことも追加しました。
これは僕の経歴から分野を変更していることや複数の研究をしてきたことを理由に異なる分野でも興味を持って活躍できると説明しました。

・いつ論文出る?
これは耳が痛くなる質問でしたが、修士までの研究はあと一つデータを取るところに差し掛かっているため、そのように説明しました。
また、博士課程から研究内容が変わったことに関しても、決められた時間で成果を出す訓練になり、前向きに捉えていると述べました。

以上が受けた質問です。

2020年度の質問

・どんな研究してる?

・農業にどうやって応用できる?

・この〇〇はどういうこと?(さらに詳細な研究に関する質問)

今年度は研究の話で20分間話したようです。

終わりに

今回、合計6個の質問を受けました。
上記以外にも、解答に対する質問や提出した業績と解答を比較して質問されたりと、とても充実した面接でした。

時間は20分でしたが、あっという間に過ぎました。

これから面接を受ける方の手助けになれば幸いです。

今回のまとめ
面接ではこれまでの研究や進路について深く掘り下げられます。
分野外の先生にも説明できるように準備しましょう!
*2020年度に受けた後輩は研究の話のみだったようです。

奨学金関連では過去にこういった記事も書いています。

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